こんにちは!アジアンビート2019ツアーに日本・群馬から参加した宇佐美誠(うさぎ)です!タイのバーンロムサイの訪問の様子をお届けします。
2日目に訪れたチェンマイの孤児院、バンロームサイについてです。
タイの空気にも慣れ始めたアジアンビート2日目。私たちアジアンビートのキャスト達にとって現地の人との初めての交流となるバーンロムサイ訪問がありました。施設に到着すると、ボランティアをされている山下さんから、バーンロムサイについて説明を受けました。
HIVに母子感染した子供たちの生活施設として誕生したバーンロムサイ。30人を定員として受け入れを行っている中、開設当時は開設から3年ほどで10名の子どもたちがエイズを発症し亡くなってしまうという痛ましい現実があったとのこと。一方、その後は抗HIV薬の導入でだれ一人亡くなることなく子供たちが生活しているのでした。
また、バーンロムサイでは、寄付だけに頼らず、敷地内でコテージを運営するほか、衣服や小物などの製造販売を行っており、自立した施設運営となっています。
かつては、HIVやエイズに対する偏見から、子どもたちや施設自体が地域から疎外されていたそうですが、寄贈された図書館やパソコンなどを地域に開放したこと、サッカークラブの練習等を通じて徐々に偏見がなくなり、今では地域の子どもたちが学校から帰るとバーンロムサイの図書館に通うことが当たり前のようになっているとのことでした。
これらの話を伺いながら、地域の偏見から子どもたちを守ったスタッフの皆さんの強い想いに感銘を受けるのと同時に「違いを認めることの難しさ」を考えさせられました。自分とは違う。多数とは違う。ということだけで嫌悪感や抵抗感を抱いてしまうことが残念でなりません。しかし、自分が地域の人々の一員であったならば、多数に流されてしまうのではないかと思いました。そうならないためにも、違いについて知ること、違いを恐れないことが大事なのだろうと思いました。
その後、バーンロムサイの子どもたちと対面しましたが、子どもたちの屈託のない笑顔にとても癒されました。対面前は、言葉が通じないことから子どもたちが喜んでくれるか不安でした。しかし、そんな感情は杞憂でしかなく、手遊びをしたり、一緒に踊ったりする中で、目と目、顔と顔でお互いが心から楽しんでいるということがすぐにわかりました。言葉は交わせずとも、触れ合いながら同じ時間を共有することで気持ちが通じることがとても嬉しく、心地良いものでした。
この貴重な経験は、一期一会の人生の中において、私たちにとって一瞬一瞬がかけがえのない大切なひと時となりました。
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アジアンビート2019ツアーレポートはvol.5まで続きます!
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