アジアンビート2019ツアーレポート vol.5 10日間の旅を振り返って

カムサハムニダ!アジアンビート2019ツアーに韓国・ソウルから参加したキム・ジュホン(ジュホン)です。ラストは私がメイコックファーム訪問と最後のキャストミーティングの様子をお届けします。

※写真中央がキム・ジュホン(ジュホン)さん

Maekok Foundation(メイコックファーム)は、最初はアヘン中毒患者の治療のために設立された所ですが、現在は孤児や山奥部族民たちの子供たちの世話や国際交流団体の宿舎と現地の人々との交流の場を提供しています。

私たちアジアンビートではここ、Maekok Foundationで3日間滞在し、近くを観光したり、Mae Fah Luang(メイファンラン)大学を訪問してパフォーマンスをしました。

3日目最後の夜は、アジアンビートのキャストとMaekok Foundation(メイコックファーム)の子供たちと山の中の部族民たちが集まってパーティーをしました。日本のカレーをみんな一緒に食べたり、パフォーマンスのためにそれぞれが持ってきた浴衣などの伝統ある服を着て子供たちと遊んだりしました。

その夜、個人的に最も印象的だったのは山奥部族民たちの賛美でした。 仏教の国タイで、都心部の人たちではなく山奥部族民たちが歌うキリスト教の賛美歌はかなり印象深かったです。 神様の言葉がどのようにここまで広がっていたのか、彼らと私は言語も違い、文化も違うが、同じ神様を信じているのか、という胸の片隅がジーンとする経験でした。

パーティーが終わり、子供たちと川辺に集まってろうそくと花で飾ったものを川辺に浮かべながら祈りを捧げる時間を過ごしました。これは川の女神に捧げる儀式だそうです。 私たちが送ったろうそくと花が流れ、どこに到着するかは分からないが、Maekok Foundation(メイコックファーム)での縁がこのように流れ、長く続くことを願う気持ちを込めて送りました。

Maekok Foundation(メイコックファーム)を離れ、向かった先はタイの首都バンコクでした。 そこは驚くほどの大都市だったがソウルで生まれ育った私に「未来の都市の姿はこうではないか」という印象を残すほど大きくて発展した都市でした。

韓国と日本ではなかなか接することのできない様々な公共交通機関、特にピンク色のタクシーや色とりどりのTuk Tukは独特で神秘的な雰囲気を醸し出していました。

私たちが泊まったホテルの近くにはMBKというバンコクでも有名な大型ショッピングモールがあり、そこは毎日ダンス公演をしているようでした。 遠くでしばらく見ていただけなのに、ダンスチームの熱情が鮮明に感じられて、舞台への熱情は世界共通だなと思いました。

また、ホテルの近くにBACCというBankok Art and Culture Centerがありましたが、そこには様々なアーティストの作品を展示しています。芸術に興味のある人なら是非一度行ってみてほしいです。その上、市場では見られない個性的なお土産が手に入るので、お土産の為にも一度は足を運んでみてほしいです。

Farewell Partyもまたバンコク市内のレストランで行われましたが、その前に先に最後のcast meetingをしました。 個人的に9泊10日のアジアンビートツアーの間一番大事な時間は他ならぬcast meetingの時間がないかと思っています。 結局、9泊10日で最も多く話して交流するようになるのはアジアンビートのキャストたちで、キャスト内での言語と文化の違いによる葛藤を解消できる時間だからです。

最後のcast meetingをしながら私がすべてのキャストたちの中で一番遅く心の扉を開いたのではないかと思いました。

アジアンビートツアーを通じて夢を成し遂げたいという人もいれば、そんな大きな目標なしに参加したが、夢を手に入れた人もいました。

完璧なものはない。 完璧であるために努力することだけあるだけ。 そうして完璧になれないとしても、その努力の過程が美しいのではないかという考えをするようになった9泊10日間の旅でした。


アジアンビート2019ツアーレポートを最後までお読み頂きありがとうございます。アジアンビートの歌って踊ってつながる旅の様子をキャストたちの声を通して感じていただければ嬉しいです。引き続きの活動もぜひご注目ください!