サワディーカー!
CocoWAプロジェクト参加者の磯崎愛永(いそ)です!
遂にメ―コックのあるチェンライに出発です。写真にもあるように、象にも出会える自然豊かな場所!!どきどきワクワクです。
さてその前に、今回のプログラムでは、メーコックだけでなくチェンマイにあるバーンロムサイ(こちらも児童養護施設、日本人が設立、運営しています)にも立ち寄りました。
バーンロムサイはHIVに母子感染した子どもたちが生活する場所で(現在はそうでない子の方が多い)、1999年に施設ができたのですが、できた当初は地域から差別的な目を向けられることもあったそうです。
しかし、今では地域の子どもたちも施設を利用したり、観光客が宿泊したりと地域に根差した場所になっていて、バーンロムサイに携わってきたみなさんのこれまでの歩みを感じました。
また、バーンロムサイを案内してくださった遠田さんから、HIVのことを知らないことで差別が生まれてしまっていたというお話を聞き、「知らない」ということが簡単に差別的な感情と結びついてしまうこと、今も社会の中で同じように起きる差別があることを思い返し、自分が「知らない」ということを知っていかなければならないなと思いました。
ちなみに、「バーンロムサイ」とは「ガジュマルの木下の家」という意味があるそうです。
縦にも横にも葉を広げて大きくなるガジュマルのように、未来ある子どもたちを優しく包み込む社会になっていくことを願い、そんな社会を作っていきたいと思いました。
バーンロムサイを後にして、チェンマイからチェンライへバスで3時間移動し、いよいよメーコックファームへ。
到着直後から元気いっぱいで迎えてくれた子どもたちに、長距離移動の疲れも吹き飛ばされました。
子ども達へいくつかアクティビティを準備していったのですが、その中でも人形劇を交えた歯磨きレッスンは、つたないタイ語にもかかわらず子どもたちも集中して聞いてくれました。
健康な歯でいてもらうために歯磨きの大切さを伝えたいと準備を進めてきましたが、どんなふうに伝えたらきちんと伝わるかなと、紙芝居や人形劇などなどできることを組み立てていったら、子どもたちにも楽しく伝えられて良かったです。
こちらから何か伝えるだけではなくて、子どもたちから教えてもらうこともたくさんあって
洪水で流された川岸を補修する作業では、とにかく人手はあるので体と頑張る気持ちだけで挑みましたが、効率的な作業の仕方を子どもたちがわかっていて、セメントや土嚢の作り方も教えてくれました。
言葉は分からなくても、お互い身振り手振りと知っている言葉でコミュニケーションを取りながら作業を進め、体はバキバキになって大変だったけど、一緒に汗を流せて楽しかったです!