CocoWAプロジェクト~日本に帰って振り返る編~

こんにちは!

CocoWAプロジェクトに参加した松井みなみ(みなみ)です。

帰国してから思ったことや考えたことについて書きたいと思います。

プログラム参加の期間は、フル参加9日間とショート参加6日間が選べるようになっており、私は6日間のショートプログラムに参加しました。6日間では足りなくて、もっとメーコックにいたいと思ってしまうほど、本当に楽しく過ごすことができました。その中で特に印象に残ったことは、「気持ちが繋がるのは言葉だけではない」ということです。

私がタイに行くことを決めた理由は、コロナ禍で留学に行けなかったため、久しぶりに海外に行きたいと思ったから、というのと、子どもたちとの交流を通して子どもとの関わり方を学びたかったからです。

現在、私は教員になるための勉強もしているのですが、大学では座学が多かったり、身近に子どもたちと関わる機会がなかったので、このプログラㇺを通して何か掴めたらいいなと思っていました。特に後半部分の理由が私にとっての目的で、初めから沢山交流するぞ!と意気込んでいました。

しかし、タイ語と日本語、言語の違う私たちは中々思ったような交流ができなくて、このまま仲が深められなかったらどうしよう、とすごく不安に襲われました。大学の講義で「生徒と仲良くなるには雑談をすることが大切」と教えられていた私は、そもそも日常会話でさえ難しいのに、雑談をするなんて無理なのでは?と、交流に高い壁を感じ始めていました。

そんな時に、クルー同士で今感じていることを正直にシェアする時間があり、思い切って相談してみたら、

・まずは挨拶から始めてみる

・笑顔で名前を呼ぶ

・ただ寄り添って(傍にいて)みる

など沢山の提案をもらいました。そこで私は、自分が「会話」というものに囚われすぎていたこと、そして言葉を交わさなくても気持ちを共有することができるのかもしれない、と少し希望を持ちました。翌日から、自分から積極的に挨拶をしてみたり、話さなくてもただ側に寄ってみたり少しずつですがチャレンジしてみました。

子どもたちと遊んだりして一緒に過ごす時間が増えていくうちに、私の中の壁は無くなっていくのを感じました。言葉は一つの手段であって、交流に必要なものは会話だけではないことを体感した瞬間でした。